2012年 07月 27日
方向性。
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"正解"なんてない。



今、自分の進路で悩んでいる人はこの国だけで何人いるのでしょうか?
おそらく僕たちが思っている以上に莫大な数だと思います。

僕は今カメラマンとして撮影のお仕事を多々いただいておりますが、
僕もカメラマンになる前は社会人をしていたので、
カメラマンになる前は本当にカメラマンを目指すかよく悩みました。

カメラマンになるにもまずは写真の専門学校やスタジオマン、直アシなどなど
いろんな階段を上っていかなければならず(稀に経験していない方もいらっしゃいますが。)
カメラマンになるまでの道のりは本当に険しいです。

はたまた思い切って決断して写真学校に入ったり、スタジオマンになったとしても、
それからまた新たな悩みが生まれるのは必須で、大きな壁にぶち当たります。

約8年前、僕が写真を撮り始めたばかりの頃、(まだブルーとか撮ってなかった頃です。)
僕は叔父に憧れて風景写真をよく撮影していたのですが、撮影してはお店でプリントして、
よく店員さんに見てもらって感想を聞いていました。

あの頃は本当に誰が見ても酷い写真で、(笑)
今は思い出すだけでも恥ずかしいのですが、
ある日、いつものように店員さんに撮った写真を見せて、感想を聞いていた所、
お金持ちそうなおじさん(乗ってきた車が外車だったので。笑)が店内に入って来ました。

そのおじさんが僕と店員さんの間に割り込み、僕の写真を覗いて来たので、
僕がすかさず
『どこをどうすれば上手くなるんですかね〜?』
と聞いてみたところ、
「写真はセンスだよ。センスがないとやっぱり駄目だよ。
君の写真はセンスがまったくないね。」
と言って来ました。


開いた口がふさがらない。


そんな言葉をよく耳にしますが、その時の僕はまさにその通りで、

ポカーン

としていました。


『センスがないと駄目。僕にはセンスがない・・・。』


その時僕は本当に落ち込み、それからは写真を撮る"楽しみ"を見失ってしまいました。

それからしばらく写真を撮らず、何も考えなかった時期もあったのですが、
時間が経つに連れて、また写真を撮りたい欲求に駆られて撮影を再開しました。

『自分にはセンスはない。でも、写真は好きだから撮る。』

そう思って毎日撮影していたら、
僕が撮影した写真をたまたま僕の姉が写真のコンテストに応募し、
(何か芸能事務所に親が応募したみたいな感じですね。笑)
それが入選しました。

『センスはなくても、認めてくれる人はいる。』

そう感じた僕は、僕の好きな物、好きな色を撮るようになり、
気付いたらブルーを撮るようになりました。

今ではブルーの写真も多くの方から嬉しいお言葉をいただきますが、
僕の場合は昔からこういったお言葉をいただけるような写真を撮っていたわけではなく、
毎日毎日撮って、自分の撮り方を見つけただけなのです。

だから決してセンスがあるわけではないのです。

つい先日ですが、僕のブルーの写真を見て、
「やはり江藤さんはセンスがあって羨ましいです。」
と言った駆け出しのカメラマンさんがいました。

僕は、
『いや、私にはセンスなんてないんです。』
と言ったところ、

そのカメラマンさんは負けじと
「江藤さんのようにセンスが元々ある方はいいですよね。
僕のように頑張っても頑張っても上手くならない、周囲に認めてもらえない人と比べて・・・。」

と、変なことを言ってきたので、

『あなたは私の何を知っているのですか!?』

と少し怒ってしまいました。

でも本当は怒鳴りたいぐらいでした。

いろんな壁があって、いろんな人に侮辱されて、
ましてや「カメラマンになんてなれないよ」と言われ続けた自分が築いて来たものを
『センス』という一言で片付けられてしまうことに僕はどうしても許せなかったのです。

なので、僕が言いたいのは、
本当に会社を辞めてでも自分がやりたい仕事なら、
何を言われてもされても、どんな状況に陥っても、絶対に諦めない気持ちがあるのかないのかで、
その仕事ができるかできないかが決まって来ると思うのです。

僕は元々は警察官になりたかった。
でも、大学時代に公務員の勉強はほとんどしなかった。
ちゃんと公務員対策講座があったにも関わらず。
つまり、諦めていたわけではないけど、警察官にはそれくらいの想いしかなかったということ。
本当にただそれだけなんです。

難しいから勉強しても無駄。

ではなくて、

想いがその程度しかない。

ってことだと思うんです。

あ、歌手などの職業はこれとはまた別の話になるとは思うのですが、
もし今自分の進路で悩まれている方がいて、今まさにこのブログを読んでいる方へ。

あなたはどんなことになっても、どんなことがあっても、
その夢に対して、絶対に諦めない自信はありますか?

それを目指して踏み出したとして、その責任は全て自分で負うことができますか?


・・・って、今日のMore、、長ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぃ!!!!
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by kozi_e | 2012-07-27 00:21 | ブルーな世界 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 銀プリおやじ at 2012-07-29 00:07 x
お久しぶりです。 今回のKoji君のMoreを読んでいたら「好きこそものの上手なれ」って言葉を思い出しました。 どんなことでも最初からセンスがある人なんて一握りの天才肌の人しかいないと思います。 センスはそのことを好きになって、のめり込んで試行錯誤しながら獲得していくしかないと私は思ってます。 koji君も寝食を忘れてぶっ倒れるくらい好きな写真に没頭してきたからこそ今があるのだと思います。 会社の仕事でも同じことがいえますけどね。 仕事の方は堅調のようですが、酷暑の夏になりそうなんで、ぶっ倒れないようにくれぐれもご自愛の程を!!
Commented by Koji at 2012-07-30 07:15 x
面白い視点ですね。
人生の方向性は悩んで、試行錯誤して、でも自分で決めるのですよね。結局自分の人生ですから。そんな基本的なことも、人生には信号がないので、止まって考えることがないせいか、忘れがちのように思います。そんなことを私に思い起こさせてくれるタイトルと一枚でした。
Commented by ぬま at 2012-07-31 03:09 x
「(どうせボロカスに貶すので)写真家に他人の作品を批評させるのはまちがい」と加納典明が言ってたような…
Commented by je5cxr at 2012-10-11 20:16
柿沼康二さんが、昨日TVで言っていました。
「質より量」
「一枚でも、多く書いた人の勝ち」

量を書くことによって、質も上がると・・・。私はこの言葉に共感を覚えました。


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