誰も知らない場所。
僕は本来、人を撮る事が1番好きだった。
写真を始めた頃は風景写真が1番の苦手で、
撮っても撮っても、とても人には見せられない写真ばかり。
"まだ自分は若いから撮れないんだ。"
と周囲にそう言われていたし、自分もそれをいいわけにしていた。
でも、それから風景写真ばかりを撮り続け、
いろんなカメラマンの風景写真を見たりしていると、
"自分にはここがない。次はこれをポイントにしてみよう。"
となぜか張り切るようになった自分。
それからもずっと風景写真を撮り続け、
しまいには人を撮るよりも、風景を撮ることが得意になってしまっていた。
・・・というより好きになっていた。
これは写真だけではなく、人も同じことだと思う。
最初はすごく印象が悪い人でも、ずっと見ていたり話したりしていると、
その人の良い所が目に付いてしまい、いつの間にか好きになってしまっている。
・・・と言うか、最初印象が悪い人は、意外に良い人が多く、
逆に最初印象が良すぎる人は、実際相性が合わない人が多い。笑