人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2010年 08月 21日
Old.
Old._c0141020_081030.jpg

そういえば僕は昔、カメラマンではなく写真作家を目指していた時期があった。
この写真は約5年前、写真を撮り始めたばかりのときに撮った写真。

この当時、僕は今撮っているファッションやビューティーなどのスタジオ撮影にはまったく興味が無く、
自分の個性や写真を見ている人に何かを感じさせるための写真を撮ろうと毎日撮っていた。
将来は写真集を出し、多くの人に見てもらって、個展を開きたいななんて考えた時期もあったり。

今の僕はいかにモデルの美しさを引き出すか、格好良く撮るかを考えているけれど、
この頃はまだそんなことを考える余裕もまったく無くて、
とにかく一瞬、その"瞬間"を切り取るように意識していたため、かなり運まかせな写真を撮っていた。

でもこうやって昔の写真を久しぶりに見てみると、結構面白い。

この写真は初めてのノーファインダー撮影で、撮影したあと、
しっかり撮れているかワクワクしながら歩いて家に帰ったのを覚えています。

そのワクワク感がやめられなくて、ずっと写真を撮り続けていたのだと思う。

時には"外国人は誰でも絶対絵になるから!"みたいな感覚で、
街中の裏路地にいたゴツい黒人の外国の方に「撮影させてください」と言ってみたものの、
「お前は誰だ!?」と、ものすごい形相で怒り、かなり恐い思いをした時期もあったり。
これは思い出として残っているけれど、正直思い出したくない思い出。笑
(本当に生きた心地がしませんでした。)

思えば写真も今年で6年目。
まだまだ先は長そうだ。

by kozi_e | 2010-08-21 00:28 | モノクロの世界


<< 出逢いと別れ。      Beauty. >>